【暗号通貨】日銀のブロックチェーン論文を読んでみた

どうもこんばんは。暗号通貨市場は今日も一段と下げていますね。

昨今、ビットコインに代表される暗号通貨(仮想通貨)にハマりはじめていますが、ここまで加熱している背景や技術的期待度をぼんやり聞きかじった程度で、きちんと理解していないため、いくつか論文を読んでみることにしました。

ビットコイン論文
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日銀のワーキングペーパーというヤツを読む

適当に検索にヒットした論文をKindleに放り込んでますが、まず目についたのが日銀の「ブロックチェーン・分散型台帳技術の法と経済学」という2017年3月の論文です。

この手のお硬い論文なんてこれまで読んだことないので、正座して背筋ピンで読んでみましょう!

冒頭以下の断りが記載されています。日銀の公式見解ではないそうです。

日本銀行ワーキングペーパーシリーズは、日本銀行員および外部研究者の研究成果をと りまとめたもので、内外の研究機関、研究者等の有識者から幅広くコメントを頂戴する ことを意図しています。ただし、論文の中で示された内容や意見は、日本銀行の公式見 解を示すものではありません。




それでは要旨

ブロックチェーンや分散型台帳技術は、特定の帳簿管理者を置かずに、参加 者が同じ帳簿を共有しながら資産や権利の移転などを記録していく情報技術で あり、その幅広い応用への関心が高まっている。

なるほど。どこかでブロックチェーンは分散型の台帳であると読んだことがあります。技術含めて「幅広い応用」に期待値が高まっているわけですね。その結果ビットコインやアルトコインが高騰していると。

これまで金融取引ではいわゆるデータセンターのような集中的なデータ管理が主体ですが、ブロックチェーンの技術はデータを分散して台帳管理することができるのだとか。ふむふむ。

というか2017年3月からするとビットコインで5倍ぐらいに値上がりしてますね。論文を書かれたお二人は暗号通貨買われてたのでしょうか。きっと買ってるでしょうね。うらやましいですな〜。

ちなみに既に正座は限界なので、ソファで横になって読んでますよ(論文に失礼)


DLT?

「ブロックチェーン」および「分散型台帳技術(Distributed Ledger Technology, 以下 DLT と略)」は、2008 年に仮想通貨「ビットコイン」の基盤技術として登 場した1。

ブロックチェーンはデータとしてのブロックが次々とチェーン状につながって暗号化とかハッシュ値とか云々カンヌンのイメージができますが、「分散型台帳技術(DLT)」というのは初めて見聞きしました。なんですかそれ。名前からすると似たもののように感じますが、今度調べることにしましょう。

ここにわかりやすいイメージ図がありましたのでリンクしておきます。


金融インフラの変遷

金融インフラは4つのステップで変遷しているそうです。「分散型」→「集中型」→「分散型?」と原点回帰的な見方も。ざっくり要約すると以下の歴史だそうです。

  1. 最初は紙や金属を用いる(分散型)のシンプルな金融取引インフラ
  2. 銀行が帳簿を通じた預金による決済など(集中型)の金融取引インフラ
  3. ブックエントリーシステムなど資産・権利情報を高速・多量に(集中型)取引できるインフラへ
  4. ブロックチェーンやDLTで(分散型)の金融取引インフラへ?(現在)

すなわち、さまざまな経済・金融取引を行っていく上では、「相手方が取引対 象となる資産や権利を確かに持っていることをいかに確認するか」が重要とな る。例えば債務者は、「誰に対して債務を履行すれば良いのか」を把握する必要 がある。また、不動産や中古車の取引では、買い手は、これらが過去に詐取・ 盗難されたものでないことを確認するため、所有の履歴が過去から現在の売り 手に至るまで連続していることを確かめなければならない。

上記課題へのひとつの解決案がブロックチェーン(もしくはDLT)による分散型の台帳技術であるということですね。


ブロックチェーンのメリット

さらに、一定の条件を前提に取引や契約を自動的に執 行する機能を組み込むことも可能であり、こうした機能は「スマートコントラ クト」と呼ばれている。

これらの技術には以下のようなメリットが考えられ、現在、大きな関心を集 めている。

でたな「スマートコントラクト」!

イーサリアムウォレット使ったときにコントラクトIDに送金すると駄目だよ。君の送金は全部消えてなくなってしまうよ的な注意喚起を目にしましたが、これだったのですね。契約のためのIDだからアカウントIDではないと。素人にはわかりにくい。。

① 業務の効率化・合理化・コスト削減 ブロックチェーン・DLT の下では、参加者はインターネット環境の中で同 じ帳簿を共有するため、集中的な帳簿管理を行うための大規模なコンピュー ターセンターを構築するコストを節約できるとの期待がある。また、従来の集中型のシステムでは不可避であった、「各参加者が、手持ちの帳簿と中央の 帳簿を絶えず突合しアップデートする」という、“reconciliation”の事務も不 要となる。さらに、上述のスマートコントラクトの活用により、取引に関連 する一連の事務を自動化することで、事務が効率化できるのではないかとも 期待されている。

おぉ!契約手続き事務が簡素化!

確かに異なる事業会社間の過去データ照会とかシステム化大変だし、事務も骨が折れますからね。全部情報がつながっちゃうとその辺が楽になるかと。

特定のコンピューター・システムの稼動時間に制約されずに、1 年 365 日、1 日 24 時間稼動できるインフラを構築できるのではないかとの期待 もある。

確かに。

オンプレ→クラウド→ブロックチェーン

もうクラウドでSaaSだとかPaaSだとか言っている時代は終わるのかしらん。そのインフラ誰が運営するんだろ?マイナー??インセンティブ???




その他留意点や課題

① 「デジタル技術」と「分散型処理」の両方を特徴とするブロックチェーン・ DLT と、「紙技術」や「集中型処理」を前提とする法制度とのギャップがあ れば、これを解消していくこと。

② ブロックチェーン・DLT という技術を前提とする情報やデータの保護の あり方を考えていくこと。この際、新しいデジタル情報技術(例:暗号技術) への法制度面での対応が鍵となろう。

③ 「スマートコントラクト」の法的性格について、契約法や損害賠償関連法 制、会社法などさまざまな面から明確化を図っていくこと。

AIや自動運転なんかも同じと思いますが、技術革新が社会に浸透するためには、適切な法整備が必要不可欠ですね。特に国や事業主体を持たないネットワークによる取引の場合、なんらかの事件・事故の社会的責任を誰が負うかは難しい問題なのですね。確かに課題だ。


読み終えて

昨今のビットコイン界隈からすると、2017年3月のちょっと時間が経った論文ですが、やはり中央銀行である日銀も注目の技術革新だということがわかりました。

この期待値に対して投資するのですね。

その期待値・応用例や今後の課題について詳しくは以下のリンクからどうぞ。

【日銀論文】ブロックチェーン・分散型台帳技術の法と経済学

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